NEC、米スタートアップのデックスメイトに出資 ヒューマノイド・フィジカルAIで連携

NEC、米スタートアップのデックスメイトに出資 ヒューマノイド・フィジカルAIで連携検討

NECは8月25日、出資するCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)ファンド「NEC Orchestrating Future Fund(NOFF、NECオーケストレイティング・フューチャー・ファンド)」が、AI(人工知能)制御のヒューマノイドロボット「VEGA(ベガ)」とフィジカルAI開発プラットホームを提供する米Dexmate(デックスメイト、カリフォルニア州)に出資したと発表した。両社は、フィジカルAIの社会実装に向け、事業連携の可能性を検討する。

デックスメイトは、AIロボティクス分野の研究者が2024年に設立したスタートアップ。AIで制御する「VEGA」と、AIロボットの開発、設定、運用を支援するフィジカルAI開発プラットホームを一体で提供する。

NOFFは、NECが描く未来の社会像「NEC 2030VISION」に賛同する複数企業が参画するエコシステム型のCVCファンド。米国、イスラエル、欧州、アジアの5G・6G、スマートシティー、ヘルスケア・ライフサイエンスなどの技術・サービスを持つスタートアップを対象に投資する。出資総額は約200億円。

NECによると、フィジカルAIを活用したロボットの開発・運用には、センサー、制御、学習データ、シミュレーション環境、現場での調整など複数の要素が必要となるため、導入の難易度が高いことが課題となっているという。

デックスメイトは機体と開発基盤を組み合わせることで、ロボット開発と社会実装のハードルを下げる狙い。NECはファンドを通じて、デックスメイトのフィジカルAI技術と、自社が開発してきたAI技術や幅広い事業分野の知見を融合し、課題解決やフィジカルAIを活用した新たな事業やサービスの可能性を探る考え。