スカイドライブ、韓国航空機リースのSolyuが空飛ぶクルマを50機導入

韓国の航空機リース会社のSolyuが空飛ぶクルマ50機をプレオーダー

「空飛ぶクルマ」と「物流ドローン」を開発するSkyDrive(スカイドライブ、愛知・豊田市)は9月15日、韓国の航空機リース会社のSolyu Company(ソリューカンパニー、ソウル)と、空飛ぶクルマ導入の覚書を締結し、スカイドライブが開発中する空飛ぶクルマの商用機「SKYDRIVE」の最大50機のプレオーダーに合意したと発表した。

Solyuは、最新技術のeVTOL(電動垂直離着陸機)、eCTOL(電動で普通の滑走路で離発着する固定翼機)、eSTOL(電動で短距離の滑走路で離発着できる航空機)といった航空機のリース会社。

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南山ソウルタワー周辺を飛行する「SKYDRIVE(イメージ)

韓国では首都圏での深刻な交通渋滞問題を受け、韓国政府が時間と社会的費用を70%削減を目指した、韓国都市型航空交通(K-UAM)ロードマップを策定。政府も官民共同実証プロジェクト「K-UAMグランドチャレンジ」の計画を推進している。こうした背景からSolyuは、韓国都市型航空交通を推進で、電動でゼロエミッションの「空飛ぶクルマ」の活用を重要と考え、今回、スカイドライブの航空機をプレオーダーすることにした。

2社は今後、韓国での空飛ぶクルマの実装に向けて、政府や運航オペレーター、バーティポート(離発着場)や給電インフラなど必要なステークホルダーと協力して進めていくとしている。