軽度認知障害の早期発見、早期対策事業のMOMOCI（モモチ、奈良・奈良市）は9月25日、奈良県生駒市で開催された「認知症に関する市民フォーラム」に、認知症予防をサポートする、プロトタイプのロボットエクササイズ機器を参考出展し、体験会を9月22日に実施したと発表した。
展示したのは、独自のワイヤーアシスト技術によって高齢者向けの適度なウェイトトレーニングを可能にした在宅用小型デジタルウェイト式エクササイズロボット「CWG」と、リュックのように背負うことで腕の曲げ伸ばしのエクササイズができるウェアラブルロボット「SHIN-JIGEN MODEL UX」。会場では、多くの人が、それぞれの効果を体験した。
「CWG」は、在宅用小型トレーニングマシーン。モーターで負荷をかけるデジタルウェイトを採用することで、小型軽量化を実現した。モーター制御で自由に負荷をかけることが可能で、使用者や用途に合わせて多彩なトレーニングメニューを提供できる。
「SHIN-JIGEN MODEL UX」は、小型のリュックのように身に着けるタイプの筋トレマシーン。モーター制御で腕の曲げ伸ばしの運動に負荷をかけることができ、重りを使わずに、適切な荷重をかけることができる。
MOMOCIは、専門の医師らと連携しながら、認知症の前段階とされる「MCI（軽度認知障害）」のリスク判定アプリ、人間拡張テクノロジーを応用した認知症予防をサポートする機器、機器を活用した生活習慣改善プログラムなどの開発・提供を手掛けている。
