大阪産業局、ドローンポートを利用したドローン遠隔操縦の実証実験

実証実験で使用するソラボットのドローンポート「DroneNest」

大阪産業局は11月10日、IoTとロボットビジネスの実証実験支援プログラムで、「ドローンポートを利用したドローン遠隔操縦の実証実験」を、大阪・咲洲の大型複合商業施設「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」で、11月13日~2024年3月31日に実施すると発表した。

実証は、Red Dot Drone Japan(レッド・ドット・ドローン・ジャパン、大阪市)が主体となり、常設が前提にしたドローン用の格納庫「ドローンポート」活用した、新しいドローンインフラを検証する。

具体的には、海外で導入実績を持つSORABOT(ソラボット)のドローンポート「DroneNest(ドローンネスト)」をATCの屋上に設置し、実際にドローンを飛行させて、安全に離着陸を行えるかどうかを確認するとともに、気象条件、時間帯、機体の重量などの安全運行条件を確かめる。

検証項目は、ドローンポートの設置に関する問題点の洗い出し、ドローンポート運用上の問題点の洗い出し、ドローンポートからの離着陸の確認、ドローンポートからの安全な範囲に限定したルートでの飛行の確認を設定した。

レッド・ドット・ドローン・ジャパンでは今後、実証を通じて、ATC上空エリアを利用し、必要な知見を蓄積。保有する遠隔制御技術と共に、ドローンポートの全国展開を目指すとしている。