セイノーホールディングス（HD）は12月14日、静岡県川根本町、エアロネクスト、KDDIスマートドローンと、川根本町町内でのドローン配送実証事業を含む次世代高度技術を活用した、新しい物流のビジネスモデルを構築する連携協定を、12月12日に締結したと発表した。
4社は、今回の協定で、地域雇用、人材教育、人材育成、産業基盤整備を始め、持続可能な地域交通、地域物流の確保と、住みやすい環境づくり、地域防災や地域の脱炭素への貢献と新しい社会インフラの整備、有事のドローン活用で連携する。
手始めに、自然が占める割合が多く、町の中心地から離れた集落が散見される川根本町で、物流の最適化を目指し、ラストワンマイルの輸送手段にドローン配送を組み込み、地上輸送とドローン配送を連結、融合する物流システムを導入し、買い物代行や災害時支援、医薬品配送などを行う仕組みをつくり、課題の解決を目指す実証実験を実施する。
川根本町とエアロネクストのドローン事業を行うネクストデリバリーは、連携協定に先駆け、12月に災害時の孤立集落へのドローン配送を想定した実証実験第2回を実施している。4社では。今回の協定は、この取り組みを加速し、ドローンを始めとする次世代高度技術を活用する活動と、地域発展の施策の推進するために締結したとしている。
