リビングロボット(福島・伊達市)は12月14日、開発を進める高齢者生活サポートのパートナーロボット「見守りウィーゴ」の実証実験を、福島県の公立岩瀬病院(福島・須賀川市)で開始したと発表した。
実験では、「見守りウィーゴ」のエンタメやおしゃべり機能を活用し、高齢の患者の会話を促す。また、ロボットが一緒に体を動かしたり、落語や漫才を披露したりすることで患者の起居・移乗・移動・食事・更衣・排泄・入浴・整容の動作である「ADL(アクティビティー・デイリー・リビング)」と、QOL(クオリティ・オブ・ライフ、生活の質)向上を図る。
同時に、ロボットが患者の話し相手や体操の先生になることで、病院スタッフの負担軽減につなげることも目指す。 さらに、機器との連携して、高齢の患者さんの動きを察知し、ロボットで遠隔通話を行うなど、病院のスタッフとの取り組みを通じて、高齢患者を安全に見守る機能も実証する。実験は12月7日から開始しており、2024年1月下旬までを予定する。