ラピュタロボティクスは12月22日、日本出版販売(日販)が、2024年秋に埼玉県新座市で開設する物流拠点に自動倉庫システム「ラピュタASRS」を導入すると発表した。
日販は、グループ全体で物流再編プログラムに着手し、物流現場の課題解決に向けて早期に取り組みを開始している。その取り組みの一環で、ロボティクスの活用などで高度化した物流センターを2024年9月に開設する。
同社では、物流のマテハン機器を検討する中で、ラピュタロボティクスの「ラピュタASRS」が物流プロセスの最適化と効率化が図れると着目。その中で、
特に複数台のロボット群制御で生産性を向上できる点、構造にシンプルな部材を使用し、ブロック工法で構築しているシステムが導入後も需要に合わせた倉庫の拡張やロボットの追加が行えるといった柔軟に対応可能な点を評価した。
具体的には、業量やニーズに合わせて拡張や縮小が可能で、出版物や文具など商材を限定することなく多種多様なアイテムを扱える設備、最新ロボティクス技術の活用で、省人化・標準化によって効率改善を実現できる、安全で誰でも作業可能な設備といったポイントが決め手になったとしている。
名称(仮):2024年度 新拠点(名称は今後発表)
所在地:埼玉県新座市中野1-3-20
延床面積 :約25355m2
稼働予定 :2024年10月より順次
主要業務 :文具雑貨商品等の保管および仕分・出荷、出版社様からの物流受託事業の拡張、他社からの物流業務受託(3PL)