ギークプラス、+Aと相模原センターに協業ソリューション構築

+Aと物流ソリューションを構築

物流ロボットを開発するギークプラス(東京都渋谷区)は6月15日、同社の相模原LaaSセンター(神奈川県相模原市)に、物流ロボティクスサービス「RaaS」を手掛けるプラスオートメーション(東京都江東区、+A)と協業した物流ソリューションを構築したと発表した。

組み上げたのは、棚搬送型ロボット「PopPick」と立体型ロボットソーター「t-Sort 3D」が相互連携で稼働する物流ソリューション。

「PopPick」は、ピッキングロボットが、大量のコンテナを備えた大型のコンテナ収納ラックを「PopPick」のステーションまで運び、出庫商品が入ったコンテナを、自動的に作業員の手元まで運ぶ仕組み。クレーンがコンテナをオペレーターの目の前に出し入れする構造となっている。ピッキング速度を1時間当たり最大650コンテナまで高めて、倉庫の保管密度を従来の棚搬送と比較して最大50%向上させたほか、作業生産性は2倍を実現したという。

PopPick専用ラックは、倉庫の高さを有効活用し、防火シャッター直下を通過できる高さ(3.9メートル)で稼働が可能。消防区画をまたいでロボットが行き来することで、消防区画ごとでオペレーションを区切らず運用ができる。ラックの保管効率に加え、AGV(無人搬送車)のメリットであるコストパフォーマンスと柔軟性を生かした設計を施した。

では、今回のソリューションを動画でも公開する。動画では、異なるメーカーのロボットを掛け合わせることで、保管からピッキング、仕分けまで、一連の工程の生産性が向上する仕組みを解説したアニメーションや、将来の発展性についての対談などを視聴できる。

■動画URL
https://youtu.be/RFBHCkIf8jg