三菱HCキャピタルは2月9日、ロボティクス分野で新規事業の開発と推進の加速を目的に、専門組織「ロボティクス事業開発部」を、4月1日付で設置すると発表した。
「ロボティクス事業開発部」は、同社がこれまでグローバルで培ってきたノウハウ、顧客基盤、ファイナンス機能などを組み合わせたコーディネート機能を生かし、幅広い分野でるロボット活用の普及と促進に取り組む。
今後の普及拡大が見込まれるロボティクス分野で市場ポジションと優位性の確立につながる新規事業を開発し推進する。
具体的には、すでに取り組みを開始した「食品」「施設管理」「物流」に加え、「小売り」「建築」などの分野を対象に、ベンチャーやパートナー企業との協業し共同で利益を確保できる仕組みを整える。
ロボット単体の提供だけではなく、ロボット分野の知見、ノウハウなどを結集し、デジタル技術と融合した、様々なソリューションを提供する。
三菱HCキャピタルでは、長年にわたってグローバルで培った知見などを組み合わせたコーディネート機能が最先端技術のロボティクス分野で生かせると判断。新組織を立ち上げた。
同社は、これまで経済産業省の論議などに参画してきたほか、2021年度以降は、他社と協働やパートナーシップを通じて、「食品」「施設管理」「物流」などの分野でロボティクスの実証実験や補助事業に取り組んでいる。また、「2023~2025年度中期経営計画」で中長期的な利益成長の柱の1つに位置づけている。