ブルーイノベーションは2月21日、水力、火力、原子力発電所や石油化学プラント、工場などのインフラ施設内を自動走行ロボット(UGV)が定期的に巡回し、点検・保守業務を行うロボット自動巡回ソリューションサービス「BEPサーベイランス」を開始すると発表した。
「BEPサーベイランス」は、従来の人が行っていた巡回点検の手間を削減し、作業内容の標準化や点検データの蓄積・定量化し予兆保全が行えるサービス。遠隔からのリアルタイム監視も可能で、施設状況を即時に把握することができる。2022年4月1日から試験サービスを実施しており、複数のインフラ施設での現場検証を経て、今回、正式サービスとして開始することにした。
サービスは、点検経路・点検開始時間を事前にセットしておくことで、自動で定期巡回点検が可能。施設内の点検対象の場所と経路を設定すれば何度でも同じ経路を自動巡回する。充電ポートが付属。ロボットは4時間の充電で4時間の巡回点検が行える。巡回点検後には、充電ポートに自動で戻るため、人が現場で充電を行う手間を削減できる。
取得した点検データは自動送信され、管理アプリで確認が可能。データは位置情報とともに閲覧できる。点検結果はレポートで出力が可能。管理アプリではリアルタイム映像を確認する機能も搭載しており、緊急時には手動操作も行える。
サービスは、顧客の要望にあわせて「購入プラン」「サブスクプラン」を用意。いずれのプランでも導入支援で初期設定や講習などを提供する。現場の条件・要件を整理・検証する初期導入支援を始め、技術スタッフのサポート、万が一の事態に備えての保険なども提供する。