スイス重電大手のABBは6月21日、韓国サムスンE&Aと、ロボットを活用した自動化システムの建材工場への導入拡大で提携したと発表した。
第一弾で、サムスンE&AがABBのロボットをスマートショップ(自動化した製造工場)に導入、世界中の建設プロジェクトに向けて、建設資材のプレハブモジュールを建造する。
工場でABBのロボットが切断、溝加工、溶接などの作業を行うことで、パイプ部材や支持構造物を無人で製造できるようにする。ABBは、来年に第2段階として、鉄筋の自動組み立て用ロボットも供給する。
サムスンE&&Aは、再生可能エネルギー、石油・ガス処理、精製、石油化学、環境、産業、バイオプラントなど、エネルギー分野でトータルソリューションを提供する。同社は、自動化されたスマートショップを立ち上げることで、グローバルなサプライチェーンの構築と建設業界の自動化導入の拡大を目指している。