AFS、パナソニックインダストリーがAI配膳ロボットを部品搬送用で導入

パナソニックインダストリーの竜野工場で稼働する「サービスショット α8号」
パナソニックインダストリーの竜野工場で稼働する「サービスショット α8号」

アルファクス・フード・システム(AFS)は7月1日、パナソニックインダストリーが竜野工場(兵庫・たつの市)に、AI(人工知能)配膳ロボット「サービスショット α8号(アルファエイト)」を、部品搬送用ロボットとして導入したと発表した。

「α8号」は、食事の配膳・下げ膳を行うAIを搭載したロボット。店舗運営に即した走行システムを標準化しており、環境を独自に把握し、ルート選択やスピードの可変設定ができる。

パナソニックインダストリーでは、配膳ロボットを部品搬送で利用。ロボットが部品を搬送することで従業員の負担軽減と、その労働力を、ほかの作業に充てられることと、ロボット導入が業務効率化につながると判断し導入を決めた。また、AGV(無人搬送車)のように、自律走行の目印となるマーカーの設置が不要で、AGVが通れない細い通路も通れる点も評価した。

パナソニックインダストリーは、パナソニックグループのデバイスを担当する事業会社。電機部品や電子部品、制御機器、電子材料などの開発・製造・販売を行っている。

AFSでは、外食業界だけではなく、あらゆる業界で深刻化する人手不足の問題解決策として省人化や省力化が図れるAIサービスロボットの水平展開を推進していく考え。