HIEN Aero、スイスドローンズとヘリコプター型タービン無人機の販売代理店契約

ヘリコプター型タービン無人機「SDO 50 V3」
ヘリコプター型タービン無人機「SDO 50 V3」

HIEN Aero Technologies(ヒエンエアロテクノロジーズ、東京・小金井市)は7月16日、スイス無人航空機メーカーのスイスドローンズAG(ブフス)と、ヘリコプター型タービン無人機(UAV)「SDO 50 V3」の販売パートナー契約を締結したと発表した。

「SDO 50 V3」は、インターメッシングローターを搭載したガスタービン駆動のヘリコプター型無人機。飛行時間は最大3時間、ペイロードは最大42kgで、物資輸送、施設監視、洋上監視、地形観測などで、ドローンでは実施できない高ペイロード、長時間の作業から、有人ヘリコプターの役割の一部を代替で使用できる。

機体は、2013年の販売開始から世界各国で実用機として投入されており、欧州でBVLOS(目視外)飛行許可を取得。また、米国ではFAA(米連邦航空局)から米国全土でのBVLOS飛行認可を取得した最初の無人航空機という。

ヒエンではパートナー契約を受け、「SDO 50 V3」の日本での商用BVLOS飛行の許認可手続きを始めると同時に国内販売を開始する。今後は、製品販売と展開を通じて、大型無人航空機を使った物流、防災、監視業務の早期の普及を目指すとともに、さらなる機体開発に注力する。