サッカー社会人チームのアローレ八王子、ドローン活用した地域課題解決事業を開始

サッカー社会人チームのアローレ八王子(東京・八王子市)は8月1日、ドローンを活用した地域社会の課題解決事業を開始すると発表した。

事業では、最新技術であるドローンを活用し、地域住民の生活をより安全で快適なものにすることを目指す。具体的には、国家資格が取得できるドローンスクールを通じた人材育成やドローン練習場の整備、ドローン国家資格者の増進に取り組む。

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昨年完成したサッカーグラウンドを活用したドローン練習場

ドローンスクールによる人材育成は、スポンサー企業のAzzurro plus81(アズーロプラスエイティーワン、東京・八王子市)と連携し、ドローンスクールを開校する。ドローン練習場の整備では、東京で希少な人口集中地区(DID地区)外である利点を生かし、昨年完成したサッカーグラウンドを練習場として広く市民に開放する。国家資格取得の促進については、ドローンスクールで有資格者を増やすと同時に、クラブの所属する選手にも積極的に資格取得を促す。

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アローレ八王子の選手とスタッフ

アローレ八王子は、地域密着型のサッカークラブとして八王子市を中心に、さまざまな地域貢献活動を行っている。クラブでは、近年、自然災害の頻発やインフラの老朽化といった課題が深刻化する中で、地域社会の安全と安心の確保には、新しい技術を導入した迅速で効果的な対策が必要とみており、同時に地域住民との絆を深めるために、選手活動の一環で、地域ニーズに応える方法を模索していたことから、今回、ドローンを活用し地域社会の課題を解決する新事業を始めることにした。