ラピュタ、「ラピュタPA-AMR」のピッキングに「リストスキャン方式」追加

「ラピュタPA-AMR」のピッキングで「リストスキャン方式」を追加
「ラピュタPA-AMR」のピッキングで「リストスキャン方式」を追加

ラピュタロボティクスは8月7日、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」で新たなピッキング方式「リストスキャン方式」を追加し、提供を開始したと発表した。

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「リストスキャン方式」の仕組み

「リストスキャン方式」は、事前に印刷した帳票類に印字された出荷番号やピックIDなどのバーコードを使って、行いたい作業を好きな作業順でロボットに割り当てられる方式。そのため、帳票類と荷物の事後照合(カルタ取り)が不要になる。

具体的には、運用上で、帳票類が先に印刷され、作業順序が定まっている場合、それらを変更することなくラピュタPA-AMRに割り当てが可能。また、従来のピッキング帳票や順序の運用をAMRの運用にも適応する場合は、WMS(倉庫管理システム)の開発などが必要で導入に時間がかかる場合があったが、リストスキャン方式の場合、開発期間の発生が少なく迅速に導入できる。

加えて、リレーピッキングも可能で、ほかのエリアでのピッキング作業も引き継げる。任意のエリアだけにラピュタPA-AMRを導入もできる。

さらに、従来のピッキング方式とリストスキャン方式の両方を利用するハイブリッド運用も可能。

ハイブリッド運用では、ピッキングを終えてから帳票類が印刷されるEC向けのBtoCピッキング(従来方式)、専用伝票があり、ピッキング作業の前に帳票類が印刷される店舗出荷向けBtoBピッキング(リストスキャン方式)といった現場の最適な方法でピッキング作業が行える。

ラピュタでは、専用伝票など事前印刷帳票がある現場やリレーピッキングを行っている現場での利用を見込んでいる。