イオン、物流ロボ導入のネットスーパー「グリーンビーンズ」本格稼働

オカドと最先端の物流ロボットを導入

イオンネクストは7月7日、AI(人工知能)とロボティクス機能を導入した顧客フルフィルメントセンター(CFC)を物流拠点とするネットスーパー「Green Beans(グリーンビーンズ)」を、7月10日から本格稼働すると発表した。

「グリーンビーンズ」は、イオンが提携する、英国のネットスーパー専業のオカドと手掛けるネットスーパー。実際の運用ではオカドの子会社のオカド・ソリューションズとともに最新デジタル技術と機能を活用した画期的な買い物体験を提供する。

第一弾では東京都新宿区、渋谷区、千代田区、中央区、大田区、千葉県千葉市、船橋市、習志野市でサービスを開始する。今夏には東京都港区、目黒区、世田谷区、江東区、品川区、江戸川区、千葉県市川市、浦安市、四街道市、八千代市、神奈川県川崎市に順次拡大。今後1年をメドに東京23区全域に配送を拡大する計画。

グリーンビーンズでは、AIとロボットを使ったオペレーションとロジスティクス、パーソナライズされた快適なユーザーインターフェース、徹底されたコールドチェーンによる高い鮮度管理などを導入。

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誉田CFCでのピッキングの様子

物流拠点となる誉田CFC(顧客フルフィルメントセンター)は、注文が入ると、最大で約1000台のロボットが秒速4mで移動し、生鮮食品や加工食品、日用品など最大約5万品目の商品の中から6分間で50個の商品をピッキングする。ピッキングはシステム化しており、商品がつぶれたり傷んだりしないよう重いものや固いものを先に、常温、冷蔵、冷凍の順番でピックアップするようプログラムしている。

顧客が注文後、商品が手元に届くまで、全て同一のプラットフォームで稼働するエンドツーエンドのシステムで全体を最適化して注文を管理。また、入荷からピッキング、配送まで、常温、冷蔵、冷凍の3温度帯管理を徹底し、顧客の手元に高鮮度な商品を届ける。最低購入金額は税別4000円、配送時間は7時から23時まで1時間単位で対応する。