DSPA、JQAとドローンサービス品質向上と標準化に向けた認証制度を開始

ドローンサービス推進協議会(DSPA、東京・港区)は9月24日、日本品質保証機構(JQA、東京・千代田区)と、「ドローンサービス品質認証制度」を開始すると発表した。

制度は、2024年8月20日に制定された、「ドローンサービスの品質-ドローンサービス事業者に対するプロセス要求事項(JIS Y 1011)」を基に実施する。JQAが第三者の立場で評価・審査を行い、ドローンのサービス事業者が提供するサービスに対し透明性の高い認証を発行する。

DSPAによると、ドローンユーザーはサービス事業者にサービスを発注する場合には、サービス品質を事業者の自己申告内容や過去の実績などでしか判断できず、客観的に評価を行う仕組みがドローン業界自体に存在しない状況があるという。

また、サービスを依頼しても、サービス事業者がユーザーの求める内容を正確な把握できす、リスクなどを十分に検討しないままサービスを実行し事業継続が困難になるなど、適切な事業者を選択できないことで、ユーザーがサービスの利用を控え、ドローンサービスの普及が進まない懸念があるとしている。

そこで、DSPAではJQAと組み、「JIS Y 1011」を活用したドローンサービスの品質認証制度を始めることにした。制度を通じて、ドローンサービス品質の向上や標準化、サービス事業者とユーザーの適合を最適化し、ドローンサービスの普及につなげる。