エクセディは10月10日、スマートロボット「Neibo(ネイボ)」の販売を9月から開始したと発表した。「パワフルタイプ」と「マルチタイプ」をラインアップ。1台からレンタルできる。
「パワフルタイプ」は、主に倉庫や製造現場で重量物の運搬などの利用を想定した自立走行ロボット。導入企業が使用するカートを、そのままけん引できる。けん引重量は最大600kg。ロボット本体上の荷台にも120kgまでの荷物を置くこともできる。
「マルチタイプ」は、21.5インチのタッチパネル型デジタルサイネージと、最大3段で1段あたり10kgまで積載できる取り外し可能なトレーを搭載する自立走行ロボット。ロボットの中心を軸に、その場で回転することが可能で、狭い通路での進路変更が容易に行える。サイネージと合わせて、商業施設や教育現場などで人とのコミュニケーションを促進する用途を見込む。
2機種ともにルートなどの基本動作はは標準アプリで設定が可能。アプリはノーコードでも利用できるため、専門的な知識がなくても自由にカスタマイズできる。API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)などを使って、チャットGPTや、社内システムと連携が可能。導入企業が独自開発したシステムを使って、ロボットを動かくすことも可能。さらに、人を認知すると、その方向にグラフィックの目を向けて訴えかけることで、人に注意を促し、衝突を避けるようにした。