シンカー、カワダロボティクスとキッティング作業の自動化ロボットシステム開発

シンカーとカワダロボティクスが開発したキッティング作業の自動化ロボットシステム
シンカーとカワダロボティクスが開発したキッティング作業の自動化ロボットシステム

シンカー(大阪市)は10月10日、人型の協働ロボットを手掛けるカワダロボティクス(東京・台東区)と、キッティング作業の自動化ロボットシステムのプロトタイプを開発したと発表した。

開発したのは、シンカーの近接覚センサーで多種の部品にも柔軟に対応できるロボットハンド「Think Hand F」と、カワダロボティクスが開発した省スペースの人型協働ロボット「NEXTAGE(ネクステージ)」を組み合わせたシステム。

シンカーによると、製造現場のキッティングでは、ロボットを活用した自動化が検討されてきたが、異なる種類の部品を柔軟に扱えるロボットハンドがなく、対応する場にはシステムが大型化することが、大きなハードルとなっていたという。

今回、2社が開発したシステムは、多品種の部品に対応し、設置スペースも少なくて済むことから、製造業でのキッティング自動化の課題解決につながるとしている。