ACSLは7月14日、タイプエス(群馬県前橋市)と合同で、ACSLの国産ドローン「SOTEN(蒼天)」と「PF2-AE Delivery」を活用した災害時の支援物資輸送と遭難者捜索の実証実験を実施したと発表した。
支援物資輸送では、「PF2-AE Delivery」を使い、ドローンが事前に設定した経路を自動で飛行し、目的地に支援物資を届けた。使用した「PF2-AE Delivery」は、セキュアなシステムを搭載し、LTE通信にも対応した国産ドローンになる。
一方、遭難者捜索については、赤外線と可視カメラや光学ズームカメラを搭載した「SOTEN」を使って遭難者を捜索する性能を確かめた。「SOTEN」は、飛行や撮影のデータ、通信などに対するセキュリティ対策がされた国産の小型空撮ドローンで、標準カメラ、赤外線+可視カメラ、マルチスペクトルカメラ、光学ズームカメラの4種類のカメラをワンタッチで付け替えることができる。
ACSLでは、今回の成果をPR動画としても公開。幅広い顧客に活用事例の紹介を進めることでドローンの普及につなげるとしている。