
レナトスロボティクス(東京・文京区)は2月25日、汎用(はんよう)ヒューマノイドロボット「TOMODACHI(トモダチ、仮名)」の開発を開始したと発表した。
「TOMODACHI」は、倉庫や工場の入荷作業や出荷作業、場内での物資運搬を包括的に担うロボット。
レナトスロボティクスによれば、自動倉庫「RENATUS(レナトス)」、ピッキングロボット「ADAM(アダム)」を開発し、EC(電子商取引)出荷倉庫の全作業量の60~65%の自動化に成功したとする一方、入荷作業、出荷作業、場内での物資運搬は、いまだに人による作業に依存しているという。そこで、残された35~40%の作業を担い、「RENATUS」と組み合わせることで倉庫作業の完全無人化できるヒューマノイドロボットの開発に取り組むことにした。
同社では大規模な製造工場でも人による作業が全作業の50~60%をいまだ占めるとしており、人の作業をヒューマノイドロボットの活用で全て無人化することで、無人物流ネットワークを構築するとしている。