テラドローン、マレーシア子会社がドローンパイロットの雇用創出でKISMECと覚書を締結

テラドローン（東京・渋谷区）は3月25日、マレーシア子会社のテラドローン・アグリが、マレーシアの技能研修施設「Kumpulan Inovasi dan Sumber Manusia untuk Pendidikan（KISMEC）」と、農業分野のドローンパイロットの雇用創出で覚書（MOU）を締結したと発表した。

2者は、マレーシア国内の人材の就業能力向上と雇用支援の促進、テラドローン・アグリの採用基準に適した人材の確保を目的にMOUを結んだ。KISMECは、業界理解や就業体験など研修生に対し就業に必要なスキル習得の機会を提供し、テラドローン・アグリへの就職を支援する。

一方、テラドローン・アグリは、MOUを通じて、KISMECのドローンパイロット認定プログラムを修了し、マレーシア民間航空局が定めるドローン操縦者の基本資格「Remote Pilot Certificate of Competency-Basic（RCoC-B）」を取得した有資格者の紹介を受けられるようなり、採用コストを抑えながら即戦力の人材を確保できるようになる。

テラドローンでは今後、ドローン産業で競争力のある即戦力人材の採用を強化することで、若年層の雇用促進やドローン産業の人材育成を図り、マレーシアの労働市場の形成に取り組む考え。