日本ドローンビジネスサポート協会、大型ドローン物流サービス「ドローン空輸」開始

「ドローン空輸サービス」の利用風景
「ドローン空輸サービス」の利用風景

日本ドローンビジネスサポート協会(岡山・岡山市)は4月8日、大型ドローンで物資を輸送する「ドローン空輸サービス」の正式サービスを4月1日から開始したと発表した。

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サービスで使用するDJIの大型商用ドローン「FlyCart 30」

「ドローン空輸」は、中国ドローンメーカー、DJIの大型商用ドローン「FlyCart 30」を使用し、最大35kgまでの物資を輸送するサービス。都市部の混雑地域から山間部、離島まで、日本全国での物資輸送に対応する。

費用は基本料金が20万円+交通費。距離加算、重量加算、危険物輸送加算がある。輸送距離や梱包(こんぽう)方法は、個別相談になる。鉄塔補修部材の運搬、灯台補修部材の運搬、農作物の運搬、風力発電施設の点検・部材運搬、アクセス困難な場所への資材輸送といった利用を見込む。

日本ドローンビジネスサポート協会では、2024年に「DJI FlyCart 30」を導入後、さまざまな地域で輸送業務を実施し、実務ノウハウを蓄積できたことから、今回、「ドローン空輸」を全国的なサービスとして正式に始めることにした。今後は、サービスの拡大に合わせて機材を追加導入するほか、対応可能なドローンパイロットの育成にも力を入れる。