出前館は7月31日、三井不動産が管理する東京ミッドタウン八重洲(東京都中央区)で、デリバリーロボット「RICE(ライス)」を使ったデリバリーサービスに参画すると発表した。8月1日からサービスを開始する。
東京ミッドタウン八重洲でのロボットを活用したデリバリーサービスでは、出前館の配達員が注文された商品を店舗で受け取り、オフィスロビーまで運び、デリバリーロボットに商品を受け渡す。その後、デリバリーロボットが館内を移動し、注文者から指定された階層の配達エリアまで直接配達する。
「RICE(ライス)」は、自律走行型の屋内配送ロボット。ホテルやオフィスビル、ショッピングモール、病院、高層住宅、飲食店、量販店など、屋内施設で利用が可能。人と協調して働くことを前提に設計されており、人との衝突を回避したり障害物を避けたりする機能などを備える。
エレベーターと連携することで、異なるフロアに荷物を届けることも可能。形は心理的に抵抗感がなく、親しみやすくて使いやすいデザインを採用した。物品の配送だけでなく、お客の先導・案内といった利用もできる。
配送エリアは、東京ミッドタウン八重洲内の24階を除く、7~38階のオフィスエリアの共用部廊下。ロボット稼働時間は、平日の9時~21時までで、最終予約受付は20時になる。配送可能商品は、東京ミッドタウン八重洲に配達可能な館外の店舗。東京ミッドタウン八重洲館内の店舗については順次対応する。