HOUSEI、中国GLOBL PTRと国内向けパレット搬送自動化ロボット販売

HOUSEIとGLOBL PTRが販売する「四方向パレットシャトル」
HOUSEIとGLOBL PTRが販売する「四方向パレットシャトル」

HOUSEI(ホウセイ)は4月9日、中国パレット自動化ロボットの上海GLOBL智能科技(GLOBL PTR、上海市)と、日本市場向けに倉庫自動化システムの販売を開始すると発表した。

4方向パレットシャトルやパレット搬送ロボットなどの柔軟性と拡張性を持つ自動搬送機器を販売する。「四方向パレットシャトル」は、パレットを前後・左右の4方向に移動して保管や輸送を行う自動化するロボット。

倉庫内のレイアウトに柔軟に対応が可能で、決まった軌道上だけを移動するスタッカークレーンよりも、スペースの利用効率が約30%向上し、限られた倉庫面積で多くの在庫の保管が可能になるという。また、既存倉庫と比べ、同じ面積とビルの高さでは倉庫スペースを50%増やせるとしている。

ホウセイとGLOBL PTRでは、日本国内の旧倉庫の改修や新設倉庫での自動化ニーズを見込み、限られた空間を有効活用できるプランを提案し、品質を保ちつつコストを抑えた価格で提供する。

また、導入企業の要望に合わせて、無人ブラックランプ倉庫(照明不要な倉庫)や、最低動作温度マイナス25度の対応といった特殊環境下のソリューションにも対応する。

2社は今後、連携を強化しながら、日本国内の物流倉庫市場の自動化ニーズに合った商品の開発を進める考え。