DMP、中国ロボティクス企業3社と代理店契約、AMRソリューションなども共同開発

DMP、中国ロボティクス企業3社と代理店契約、AMRソリューションなども共同開発

ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は4月11日、中国ロボティクス企業のSEER(シーア、上海市)、Kinco(キンコ、深セン市、)、Hinson(ヒンソン、仏山市)と、日本での販売代理店契約を締結し、製品提供を開始したと発表した。

SEERは、AMR(自律移動ロボット)、AGF(自動フォークリフト)、AMRとAGF向けコントローラーなどを手掛ける。Kincoは、産業用モーター、HMI、PLCなど、Hinsonは、LiDAR、気式センサー、光学式センサー、RFIDなどを提供する。3社は、先進的な技術を持ち、高品質で高機能なロボットとオートメーション製品をアジア、欧州、米国などで販売する。

DMPは、ロボティクス、ファクトリーオートメーション(FA)、物流自動化の事業拡大を目的に3社と提携。3社のAMR、AGFとコントローラー、センサー、モーターなどロボットを構成するキーコンポーネントとソフトウエアを製造業や物流業向けに販売する。

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DMPが目指すAMRトータルソリューションのイメージ

また、提携を通じて、ロボティクス分野の製品ラインアップを拡充。同時に、3社の製品と、DMPのロボティクスやFA分野の顧客ネットワーク、ドメイン知識、技術サポート力を組み合わせて、日本顧客に高いレベルのニーズに沿ったワンストップソリューションの提供につなげる。

将来的には、3社の製品とDMPの画像認識技術やAI技術、画像半導体技術を融合し、高度な認識能力や動的環境下で高い適応能力や柔軟性を持つロボットシステムを共同開発する。例えば、LiDARセンサーとDMPの画像処理技術やAI認識を組み合わせることで、ロボットが複雑な環境下でもナビゲーションや自律的な物体認識、障害物の識別・回避できるようにする。