
ビー・アンド・プラス(埼玉・小川町)は4月22日、事前設定したルートと時刻で自動飛行し、ドローンポートに着陸すると自動でバッテリーにワイヤレス充電を行うドローン「定時飛行ドローン」を開発したと発表した。

「定時飛行ドローン」は、自動運用型のドローンシステム。事前に設定した離陸時間と飛行ルートに沿って、ドローンが無人で自動飛行を実施。飛行後は専用ドローンポートに着陸し、ワイヤレスで自動的にバッテリーを充電する。そのため、飛行と充電の工程を人手が不要で完了し、ドローン運用の人的負荷とバッテリー管理コストを軽減できる。

ワイヤレス充電は、専用のドローンポートに電気を送る送電用コイル、ドローンには受電用コイルを搭載することで、ドローンポートに着地すると自動でバッテリーの充電を開始できるようにした。充電出力はドローンやバッテリーに合わせてカスタマイズが可能。
ビー・アンド・プラスによれば、ドローンで定期的な自動飛行が求められる点検や防犯では、充電やバッテリー交換にかかる手間が、運用コストや人的負担の増加につながっていたという。
そこで、同社ではドローンの飛行を自動化し、ドローン本体とポートにワイヤレス充電機構を組み込むことで、ドローンが着陸すると自動で充電を開始できるシステムを開発したとしている。