ハクオウロボティクス、三菱ロジスネクストと無人フォークリフトの車体供給契約を締結

三菱ロジスネクストが供給するウォーキー型フォークリフト「コーターリフト」
三菱ロジスネクストが供給するウォーキー型フォークリフト「コーターリフト」

ハクオウロボティクス(東京・荒川区)は6月19日、三菱ロジスネクストと、無人フォークリフトの車体供給契約を締結したと発表した。三菱ロジスネクストがウォーキー型フォークリフトの車体を供給し、ハクオウロボティクスがソフトウエアを搭載し販売する。

人手不足の深刻化や物流の多様化で、搬送作業の無人化・省人化が急務となる中、ウォーキー型フォークリフトが注目されている。2社はウォーキー型フォークリフトを現場で使いやすく、導入しやすい自動物流機器として仕上げ需要を取り込む。

ハクオウロボティクスは2022年創業のスタートアップで、倉庫内・工場内でのパレット搬送作業を自動化する小型無人フォークリフト「AutoFork」を開発する。同社は物体認識技術やセットアップの簡易性を武器に、現場導入のハードルを下げる製品設計を追求。物流不動産大手プロロジスからの出資も受け、事業拡大を加速している。

一方、三菱ロジスネクストは倉庫、工場、港湾などの物流現場でフォークリフトを供給する総合物流機器メーカーで、大規模な販売ネットワークとサポート体制を持つ。

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ハクオウロボティクスの自動フォークリフト「AutoFork(オートフォーク)」

2社は無人のウォーキー型フォークリフトの開発に加え、三菱ロジスネクストがハクオウロボティクスの自動フォークリフト(AGF)「AutoFork(オートフォーク)」を、全国の販売店を通じて9月から販売する。今後は、製品供給体制やサービス構築の具体的な協議を進め、9月の販売開始に向け業務提携を本格化する構えだ。