
USEN-NEXT GROUPグループ会社のUSEN-ALMEX(ユウセンアルメックス、東京・品川区)は7月1日、札幌ビューホテル大通公園(札幌市)がAI(人工知能)技術を活用した配膳ロボット「Servi Plus(サービィプラス)」を2台導入したと発表した。
「Servi Plus」は、米ベアロボティクス(カリフォルニア州)が開発した自律走行型の配膳ロボット。最大積載量40kg、3段トレー仕様、複数台での協調走行が可能なマルチロボット機能を備える。狭い通路や混雑した環境でもスムーズな走行が可能。
札幌ビューホテル大通公園では、朝食会場でビュッフェ形式のサービスを提供し、1日あたり300~400名の宿泊客が利用する。ホテルでは、下膳業務やテーブルセッティングに多くの人的リソースを割いていたが、「Servi Plus」の導入で作業を自動化。スタッフの業務負担を軽減するとともに、より質の高い接客サービスの提供が可能になったという。
USEN-ALMEXは、これまでゴルフ場「G-styleカントリー倶楽部」(兵庫・佐用町)や、温浴施設「コトリの湯」(長野・長野)などにも「Servi Plus」を納入している。同社では、今後も全国でさまざまな施設にロボット提供を拡大する方針。