
ロボット導入支援などを手がけるロボットバンク(東京・新宿区)は7月3日、乾式タイプの業務用清掃ロボット「Star-7(スターセブン)」の販売を開始したと発表した。
「Star-7」は、水を一切使用せずに「掃き取り」「拭き取り」「吸塵(きゅうじん)」「磨き」の4工程を1台でこなす完全自律走行型ロボット。独自のAI(人工知能)ナビゲーションとセンサー技術を搭載しており、プラスマイナス5cmの高精度マッピング、壁際0cm走行、40mmまでのゴミ回収が可能。人の手では難しい隅々までを効率よく清掃できる。
また、走行データや清掃範囲、稼働時間などをリアルタイムで可視化できるダッシュボード機能を備えており、清掃品質の一元管理やスケジュールの最適化が行える。床材は、石材、タイル、クッションフロア、コンクリート、フローリングなど幅広く対応する。
同社では、従来の水拭き型清掃ロボットと異なり、給排水設備が不要で、場所や時間にとらわれず運用できるため、環境負荷の軽減やメンテナンスの省力化が図れるとしている。レストラン、スーパー、オフィス、ジム、ホテル、空港、医療・介護施設などでの利用を見込む。