
筑波大学発のAI(人工知能)ロボベンチャーのクローサー(茨城・つくば市)は7月31日、ロボットの受注拡大と製造体制の強化に対応するため、茨城県つくば市の物流施設「LFつくば」に従来拠点の約3倍となる新拠点を開設したと発表した。新拠点で開発・検証・量産まで一貫して対応できる体制を整え、ロボット開発と製造スピードのさらなる向上を図る。

新拠点は、広大な開発・検証スペースと生産ラインを備え、複数台の同時生産に対応するほか、開発から納品、アフターサポートまでを一貫して提供する体制を構築した。

同社は食品工場や中小規模の生産ライン向けに小型協働パレタイズロボット「Palletizy(パレタイジー)」や小袋移載ロボット「PickPacker(ピックパッカー)」を提供しており、製品への評価と導入増加を受けて拠点拡張を決めた。事業拡大に伴いエンジニア職・ビジネス職の採用も強化する。