
自律移動型ロボット開発のSEQSENSE(シークセンス、東京・中央区)は8月21日、自律移動型警備ロボット「SQ-2」に、AI(人工知能)画像解析を活用した、倒れている人を検知する機能を追加し、品川シーサイドフォレストオーバルガーデン(東京・品川区)で本格運用を開始したと発表した。

今回追加された機能では、「SQ-2」が巡回中に倒れている人物を検知すると、内蔵されたAIにより防災センターへアラートを自動送信。アラートを受けた24時間監視の警備員は速やかに現場へ急行できる。
目視が難しい時間帯でも早期発見や対応が可能になり、幼児や高齢者を始めとする来館者の安全性向上が見込めるという。
オーバルガーデンは、猛暑が続く中、地上温度は40度、日中は50度を超える厳しい環境で広場の面積も約4万m2もあることから巡回員が目視確認する従来の警備では安全管理が困難になっていた。
シークセンスではこの課題を受け、敷地で展開中の自律巡回ロボット「SQ-2」に新機能を搭載し、夏季の救急対応の体制強化を図った。