テラドローン、台湾最大級の販売代理店の台灣儀器行と「Terra Xross 1」の販売契約締結

テラドローンは9月9日、台湾国内に5拠点を展開する同国最大級の産業用精密機器ディストリビューターの台灣儀器行と、屋内点検用ドローン「Terra Xross 1（テラクロスワン）」の販売契約を締結したと発表した。契約を機に、テラドローンでは台湾市場で「Terra Xross 1」の販売拡大を本格化する。

「Terra Xross 1」は、屋内暗所や粉じん環境でも安定した飛行が可能な屋内点検用ドローン。360度の高性能センサー「LiDAR（ライダー）」を搭載し、オプションの有線給電装置も用意する。価格は従来の機種よりも約3分の1に抑えた。

台灣儀器行は、台湾の重要インフラ分野に精密機器を供給してきた大手ディストリビューター。顧客には国営電力会社の台湾電力公司、国家の測量・地図作製機関の中央地籍測量局、台北市政府水道局、台湾行政院農業委員会の資源・林務省など主要な政府機関も含まれる。

テラドローンは、今回の契約を通じて、台灣儀器行と連携し、台湾国内で「Terra Xross 1」の販売を促進。飛行性能や高価格が導入の障壁となってきた政府機関やインフラ関連分野へのアプローチを強化し、屋内点検ドローンの普及を推進する。また、両社で協力し、現地での顧客サポート体制も整備することで、利便性の高いソリューション提供も目指す。