リビングロボット、藤田医科大と共同開発の「人協調型ロボティクス住宅」を一般公開

リビングロボット、藤田医科大と共同開発の「人協調型ロボティクス住宅」を一般公開
リビングロボット、藤田医科大と共同開発の「人協調型ロボティクス住宅」を一般公開

ロボット基盤事業などのリビングロボット(福島・伊達市)は9月18日、藤田医科大学(愛知・豊明市)と共同開発した「人協調型ロボティクス住宅」を、サンヨーホームズ(大阪市)の名古屋市の住宅展示場に導入し、9月20日から一般公開を開始すると発表した。

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生活シーン別のロボットとセンサーの主要機能

「人協調型ロボティクス住宅」は、居住者の運動や睡眠データに加え、温湿度やCO2濃度、照度、窓の開閉といった住環境データをセンサーで収集。そのデータを基にロボットが会話を通じて居住者に気づきを与え、活動を促す。熱中症予防、侵入者検知、転倒通報などの機能を備えており、安全で快適な生活環境を提供する。

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(左から)「見守りウィーゴ」「メカトロメイトQ」「車いす型の移動・移乗支援ロボット」

住宅で導入するロボットは、手のひらサイズの対話型機種「見守りウィーゴ」、移動と通話機能を備えた「メカトロメイトQ」、車いす型の移動・移乗支援ロボットの3種類。転倒時のケガを軽減する床材など、藤田医科大が企業と共同研究する最新技術も取り入れた。

今回の取り組みは、藤田医科大がサンヨーホームズと2024年に共同で採択された内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環で実施した。今後は建設要件や間取りを含む研究にも着手し、2年後の社会実装を目指す。