
ソフトバンクロボティクスは9月29時、中国ロボットメーカーのガウシアンロボティクス(上海市)の清掃ロボット「Beetle(ビートル)」を国内で販売開始すると発表した。空調ビル、商業施設、物流施設など複数現場での導入を見込む。

「Beetle」は商業施設、宿泊施設、オフィスといった中規模から大規模空間を対象とした自律走行型の清掃ロボット。ハイパワーモーターと高性能なエアフィルター「HEPAフィルター」で、微細な粉じんから、紙くず、瓶、木くずといった大型のゴミまで幅広く回収が可能。「RGB-Dカメラ」とAI(人工知能)で廃棄物を検知し、自動で効率的に清掃し、一晩で4万平方メートル以上をカバーできる。

高性能センサーの「3D LiDAR(ライダー)を使ったマッピングとローカライゼーション機能で、低照度環境や人と車両が頻繁に通行する場所、広大なオープンスペースでも安定した走行が可能。750mm の通路幅にも対応し、狭いスペースでもスムーズに走行できるほか、ゼロ距離エッジクリーニング機能の搭載で、壁際やコーナーに沿って清掃し、隙間なくきれいに仕上げられる。
45リットルのダストボックスと最大8時間稼働可能なバッテリーを搭載しており、自律充電ドッキングステーションとの組み合わせることで、24時間365日の連続運用が可能。
ソフトバンクロボティクスでは、今後も大規模施設での連続稼働ニーズ対応で清掃ロボットのラインアップを強化するとしている。