プラスオートメーション、三菱食品の物流子会社が冷蔵倉庫に小型AGV50台を導入

「川崎夜光SDC」で稼働する小型AGV(無人搬送車)「t-Sort cb15」
「川崎夜光SDC」で稼働する小型AGV(無人搬送車)「t-Sort cb15」

プラスオートメーションは10月29日、三菱食品の物流子会社のベスト・ロジスティクス・パートナーズが運営する川崎市の冷蔵倉庫「川崎夜光SDC(チルド物流センター)」に、自社の小型AGV(無人搬送車)「t-Sort cb15」を50台導入したと発表した。

「t-Sort」は、アンカー打ちが不要なため、固定式ソーター式のAGVと比べ、原状回復が容易で導入までの期間が短いのが特長。

「川崎夜光SDC」は、1日あたりに約80店舗向けのチルドや日配ケースの仕分けを夕方から翌朝5時半~7時までの間に完了する必要があり、深夜・早朝の低温帯作業で人員の確保が課題となっていた。

こうしたなか、ベスト・ロジスティクスでは、「t-Sort cb15」の操作が容易で、短期雇用人材でも扱いやすい点と、多品種・多形状ケースに応じた動線や仕分け先の可変性に優れる点を評価し採用を決めた。導入後は従来比で作業生産性が30%向上。また、1日あたり36m/h(年間換算で約1万3000人時)の削減効果を見込んでいる。