ソフトバンクロボティクスグループ(東京・港区)は11月11日、ソフトバンクロボティクスが独自開発した蒸式調理ロボット「STEAMA(スチーマ)」を、セブンイレブンが埼玉県内の一部店舗に導入するとともに、子会社のグルメエックスが「STEAMA」専用に開発したラーメン「ぱっと旨っ宅麺」の提供を開始し、セブンイレブンの店頭で順次販売すると発表した。
「STEAMA」は、高圧・高温の水蒸気を使って専用の冷凍食品を短時間で調理する蒸式調理を採用したロボット。専用麺製品「ぱっと旨っ宅麺」では、麺の中心まで滑らかで弾力のあるゆでたて食感や、スープや具材の香りなどを引き出すことが可能。容器をセットしてボタンを押すだけの操作で、調理開始から約90秒で本格的な料理を提供できる。
「ぱっと旨っ宅麺」は、「STEAMA」の調理特性に合わせたオリジナルレシピを採用した製品で、「ぱっと旨っ宅麺 中華蕎麦とみ田 濃厚豚骨魚介ラーメン」と「ぱっと旨っ宅麺 麺処 晴 煮干し醤油ラーメン」を用意した。

「中華蕎麦とみ田 濃厚豚骨魚介ラーメン」は、千葉・松戸の人気ラーメン店「中華蕎麦とみ田」が監修。魚介と鶏・豚の旨味を凝縮した濃厚スープと、粉の選定にもこだわった小麦本来の香りが広がる麺が特長。

「麺処 晴 煮干し醤油ラーメン」は、透明感のある醤油スープに煮干しのうま味を合わせた繊細な味わいで、ストレート細麺がスープと絶妙に絡み、煮干し中華そばの魅力を際立たせている。グルメエックスでは今後も「ぱっと旨っ宅麺」で名店監修の新商品を順次拡充していく予定。
セブンイレブンでは、2025年9月に大阪・関西万博内の西ゲート店でロボットを期間限定導入しており、今回、新たに埼玉県内の一部店舗でも採用が決定した。セブン‐イレブンが推進する「できたて商品」の取り組みの一環で展開する。
一方、ソフトバンクロボティクスグループでは、「STEAMA」と「ぱっと旨っ宅麺」で、店舗やオフィス、イベント会場などあらゆる場所で、日本中の名店の味をより身近に、できたてのおいしさを、さまざまな場所で楽しめるサービスの展開を目指す。








