コーワ、ちり捕集効率99.97%のクリーンルーム・医療機関向け自動清掃ロボット発売

自動清掃ロボット「C30CR(シーサーティーシーアール)」
自動清掃ロボット「C30CR(シーサーティーシーアール)」

生活家電や産業機器クリーン事業などを展開するコーワ(愛知・あま市)は11月12日、クリーンルームと医療機関向けに特化した自動清掃ロボット「C30CR(シーサーティーシーアール)」を11月19日に発売すると発表した。

「C30CR」は、清掃精度とクリーン性能を両立させた構造を採用。5本のブラシが細かなゴミやちりを逃さず捕まえ、独自の気流制御で清掃効率を高めた。排気はダストパックとHEPAフィルターを経てクリーン化し、「ISOクラス5」のクリーンルーム環境にも対応する清浄空気を排出する。

ロボット下部の隙間を可能な限り埋め、ロボットの内部が陰圧状態にすることで、外部への空気漏れを防止した。また、排気エリア周辺にエアーリターン構造を採用し、排気が内部に逆流することも防いだ。

ロボットは、クリーン技術を持つコーワ、フィルター技術の日本エアーテック、ロボット制御技術に強みを持つKEENON Robotics(キーノンロボティクス)で共同開発した。

本体サイズは幅:490×奥行き:520×高さ:750mm、重量は35kg(バッテリーを含む)。最大稼働時間は6時間で、自動充電機能を備える。清掃効率は毎時600m2、最高走行速度は毎秒0.8m。ダストパックには不織布を採用し、専用アプリから遠隔で清掃開始や稼働状況の確認ができる。代理店を通じて販売する。