ソフトバンクロボティクス、RSCとAI警備ソリューション事業で資本業務提携

ソフトバンクロボティクス、RSCとAI警備ソリューション事業で資本業務提携

ソフトバンクロボティクスは11月14日、警備事業を展開するアール・エス・シー(RSC、東京・豊島区)と、AI(人工知能)警備ソリューション事業で資本業務提携したと発表した。ソフトバンクロボティクスが、アール・エス・シーの普通株式18万株を取得し、持ち株比率5.89%で第三位株主となる。

今回の提携で、2社はソフトバンクロボティクスが持つAIやロボティクス技術と、アール・エス・シーの警備力を組み合わせて安全性と効率を両立した次世代警備ソリューションの開発と普及を進める。

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従来の警備オペレーションと「SBX AI警備」との比較

具体的には、ソフトバンクロボティクスが、AI解析技術でて不審者や異常行動をリアルタイムで検知するソリューション「SBX AI警備」や、清掃業務を自律的に行うロボットをアール・エス・シーに提供。アール・エス・シーが新規案件や既存のビル、施設に導入する。これまで人手に依存していた警備・清掃業務のロボットによる自動化を進める。

また、共同出資会社を設立。新会社で監視カメラの映像を遠隔でモニタリングし、異常発生時に警備員が現場へ駆けつけるAI遠隔警備サービスを提供する。サービスでは、遠隔での監視カメラモニタリングに「SBX警備AI」を活用し、インシデント予兆の早期発見を少人数で可能にする。

新たな警備サービスの共創にも取り組む。アール・エス・シーは専門部署を新設し、ソフトバンクロボティクスと技術・データの実証実験を重ねながら、新しいビジネスモデルの構築と業界におけるデファクトスタンダードの確立を目指す。