自律型ロボットシステム開発のビーマップ(東京・千代田区)は11月17日、イスラエルのロボットメーカーのRobotican(ロボティカン)の自律型ドローンなどの日本国内での取り扱いを開始したと発表した。
屋内外対応の戦術ハイブリッド無人偵察ドローン「ROOSTER(ルースター)」とAI(人工知能)誘導型カウンターUAS(対ドローン)システム「GOSHAWK(ゴーショーク)」を地上無人偵察車両「Scorpion UGV(スコーピオンUGV)」を販売する。

「ROOSTER」は、建物内部や地下空間など GPS(全地球測位システム)が届かない環境下でも安定した自律飛行と偵察を実現するハイブリッド型無人偵察ドローン。NATO(北大西洋条約機構)加盟国や米国特殊作戦軍(USSOCOM)などで評価試験が行われている。

「GOSHAWK」は、重要施設や大規模イベント警備のリスク低減を目的に開発された対ドローンシステム。外部から侵入したドローンの検出や追跡、無力化を自動制御で行う。
「Scorpion UGV」は災害現場や危険区域での遠隔偵察、通信中継などに対応する多目的UGV。
ロボティカンは、AIと自律制御技術を組み合わせた警備、災害、防衛分野向けの高度な無人機を展開しており、世界各国の特殊部隊や防衛関連機関で高い評価を得ている。ビーマップでは、今回の同社ドローンの取り扱いを機に、国内での販売体制と技術支援体制を整備し、公共、安全保障、災害対応などの領域に応用を本格的に進める。








