RobinX、ゴルフ場向け芝生管理自動ロボットをラインオフ

芝生管理自動ロボット「自動三連リールモア」
芝生管理自動ロボット「自動三連リールモア」

AI(人工知能)ソリューション開発などのRobinX(ロビンクス、東京・港区)は12月18日、ゴルフ場の芝生管理に特化した自動ロボット「自動三連リールモア」の製造を完了し、ラインオフ(生産立ち上げ)したと発表した。芝生管理現場で課題となっている人手不足を補い、作業負荷を軽減し、芝生維持管理の24時間無人化運用を実現する。

「自動三連リールモア」は、示教モードによる走行設定、自動走行・芝刈り、自動障害検知と停止、自動帰還充電といった基礎機能を搭載。加えて、経路計画による複数エリア対応や、傾斜モニタリング、故障予兆検知などの安全機能も備える。ゴルフ場のフェアウエーやラフをはじめ、サッカー場や公園などの大規模芝生エリアでの利用を見込む。

ロビンクスでは、自社のフルスタック型のAI(人工知能)ロボット技術を活用し、アルゴリズムからハードウエア統合、実運用を見据えた設計までを一貫して手がけ開発した。一人の作業者が複数台のロボットを管理可能で、作業効率の向上とコスト削減が図れるという。今後は、実際のゴルフ場などで運用し検証を進め、芝生管理の自動化ソリューションとしての展開を目指す。