エヌビディア、独シーメンスと産業向けフィジカルAI基盤で協業拡大

エヌビディアはシーメンスと産業用フィジカルAIの拡大に取り組む(写真はイメージ)
エヌビディアはシーメンスと産業用フィジカルAIの拡大に取り組む(写真はイメージ)

米エヌビディアは1月6日(米国現地時間)、独シーメンスとの戦略的パートナーシップを拡大し、産業分野でのフィジカルAI(人工知能)活用を加速すると発表した。設計・エンジニアリングから製造、オペレーション、サプライチェーンまで、産業のバリューチェーン全体をAIで再構築する「産業用AIオペレーティングシステム」の実現を目指す。

今回の協業拡大では、電子設計やシミュレーション、製造・サプライチェーンなどで、AIを核としたソリューションの構築を進める。また、次世代のAIファクトリー構想を掲げ、両社の共同イノベーションを通じて産業オペレーションの最適化に取り組む。

エヌビディアは、AIインフラやシミュレーションライブラリ、モデル、フレームワークなどを提供する。一方、シーメンスは、数百人規模の産業用AI専門家と、産業用途で実績を持つハードウエアとソフトウエアを投入し、現場への実装を推進する。

製造業では、スマートファクトリー化やデジタルツイン活用、ロボティクス導入が進む一方、AIを現実の業務プロセスに組み込み、横断的に運用する基盤の整備が課題となっている。エヌビディアは今回の協業を通じて、設計・シミュレーション領域の高度化にとどまらず、工場運用や供給網までを含む産業AIの実装を後押しする。

今後は、シーメンスとの連携を深め、産業分野のフィジカルAI活用領域を拡大することで、自動化や省人化、意思決定を高度化するソリューション開発を進める。