ジョリーグッド、物流・製造現場の自動搬送ロボット導入支援ソリューションの提供開始

ジョリーグッド、物流・製造現場の自動搬送ロボット導入支援ソリューションの提供開始
ジョリーグッド、物流・製造現場の自動搬送ロボット導入支援ソリューションの提供開始

VR(仮想現実)ソリューションなどを手掛けるジョリーグッド(東京・中央区)は1月19日、物流・製造現場の自動搬送ロボットなどの導入を支援する包括ソリューション「JG Robot Ready(ジェイジー・ロボット・レディ)」の提供を開始したと発表した。

ソリューションは、ロボット導入前の「走行環境診断」、現場スタッフ向けの「対ロボット安全教育VR」、将来の自動化を見据えた「熟練技能デジタル伝承」の3サービスで構成し、設備と人材の受け入れ準備をワンストップで支援する。

「走行環境診断」は、360度カメラとライダー搭載スキャナーで現場を撮影し、AI(人工知能)で床段差、狭い通路、通信が行えないエリアなど走行リスクを解析・可視化する。導入前にエラーが起きやすい箇所を洗い出し、改修や運用設計を含めた導入計画の精度を高める。

「安全教育VR」では、人とロボットが混在する現場で起こり得る衝突や巻き込みなどのヒヤリハットを、実写360度VRで当事者視点から疑似体験できるようにする。言語に依存しない直感的な教材として、外国人スタッフや短期就労者も含めた安全意識の底上げを図る。

「熟練技能のデジタル伝承」では、ベテラン作業者の作業を視線計測と360度映像で記録・解析し、言語化しにくい勘やこつをデジタル資産として保存する。まずは新人教育向けVR教材として活用し、将来的にはAIロボットの学習用教師データでの活用も視野に入れている。

同社によると、物流・製造業界では人手不足を背景にロボット活用の必要性が高まる一方、日本の導入率は世界水準の3分の1程度にとどまり、導入の約7割が期待通りに進まないケースもあるという。

同社では、要因がロボット性能そのものより、走行環境や運用体制、現場の安全教育といった「受け入れ側」の準備不足にあるとみて、医療現場で培った実写360度VR技術などを応用しソリューションを開発した。