ソフトフロントジャパン、配膳ロボット到着を客室内線電話に自動通知

ソフトフロントジャパン、配膳ロボット到着を客室内線電話に自動通知

ソフトフロントジャパン(東京・千代田区)は1月29日、SIP/VoIP SDK「SUPREE(スプリー)」を使って、配膳ロボットが目的地到着時に客室内の内線電話機に自動通知する機能を実現したと発表した。既存の内線電話設備で利用が可能で、導入コストを抑えながら配膳ロボット活用を後押しする。

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配膳ロボット到着の内線電話への自動通知の仕組み

配膳ロボットが部屋到着時にロボットのクラウドシステム経由で客室内電話へ内線発信し、自動音声ガイダンスで到着を知らせる。ホテルで多く残るアナログPBX(構内交換機)に加え、IP-PBXにも対応することで、既存設備での内線発信を可能にした。

同社はロボットとPBXの「中継ぎ」として技術を提供し、ロボットメーカーやシステムインテグレーター、通信システムインテグレーターと協業してソリューションを開発した。ホテル用途だけではなく、オフィスビル内の配送や介護施設内の配膳など、室内にいる人に通知が必要な業務への展開も見込む。

背景には、人手不足やインバウンド需要の拡大を受け、ホテル業界で効率的で高品質なサービス提供が求められていることがある。ルームサービス配膳はスタッフの移動負担が大きく、感染症対策やプライバシー保護の観点からもニーズが高まる一方で、到着時に宿泊者が確実に気づくための通知手段が課題となっていた。課題解決に向け、新規の機器設置はコスト増につながるため、既存設備を生かした低コストな通知手段が求められていた。
ソフトフロントジャパンでは今後、システムインテグレーターやロボットメーカーと連携し、自走型ロボットに特化した音声通話ソリューションの開発も進める。