クロスプラス(名古屋市)は3月4日、ダイフクが開発した小型ロボット自動仕分けシステム「SOTR-S」を2月から中部流通センター(岐阜・海津市)に初導入したと発表した。アパレルでは初という。

「SOTR-S(ソーティング・トランスファー・ロボット・スモール)」は、アパレルや化粧品など小型商材向けの自動仕分けシステム。今回、センター内に100台のロボットを導入し、1時間当たり最大4000点の処理能力を実現した。投入口(インダクション)は5カ所で、1カ所当たり毎時約800点を処理する。1500m2以内の区画制限という建築基準法上の条件を踏まえながら、仕分け先店舗を最大300店舗まで拡張可能な設計にした。

同社では、システムで仕分け処理能力の向上に加え、属人化していた仕分け工程の自動化による人的ミス削減、重労働や複雑な判断をロボットが代替することでの身体的負担軽減、段ボール数削減など梱包・出荷プロセス最適化による環境負荷低減を実現。仕分け効率が3倍、生産性は5%向上したという。
クロスプラスは現場の人材不足と高齢化が課題となっている。中部流通センターは従業員の約4割が60歳以上を占め、経験に依存した属人化工程の見直しが求められていた。そこで、未経験者や高齢者でも短期間で順応が可能で、身体的負担も抑えられる作業環境の整備を狙い、ロボット導入に踏み切った。
今後は運用を通じて業務の改善・平準化を進め、新入社員の採用強化や若手登用、障害者や派遣社員の採用強化にもつなげたいとしている。








