シンロボティクス、AI搭載自律稼働農業ロボット「シンロボ」開発 2026年8月に長野で実証

AI搭載自律稼働農業ロボット「シンロボ」
AI搭載自律稼働農業ロボット「シンロボ」

農業ロボット開発のシンロボティクス(長野・御代田町)は3月17日、AI(人工知能)搭載の自律稼働農業ロボット「シンロボ」の開発・社会実装を目指し、3月6日に会社を設立したと発表した。2026年8月から長野県御代田町で、ロボットが畑に常駐して作業を行う実証を開始し、2027年4月に商用機20台の発売を計画する。

同社は、サステナジー(東京・港区)が2019年から開発を主導してきたシンロボ事業を、新規事業としてスピンオフして設立した。AI農業ロボットの開発とサービス提供を手掛ける。まずは御代田町での畑常駐実証を通じて運用面の知見を蓄積し、農業分野の自律稼働ロボットの社会実装を進める。開発パートナーには、芝浦工業大学システム理工学部の大谷拓也准教授と、イクシス(神奈川・川崎市)が参画する。

農業現場では、担い手不足の深刻化や猛暑による作業可能日数の減少、分散する圃場の巡回負荷などを背景に、生産性と持続性の両立が課題となっている。「シンロボ」は、現場での連続稼働を前提に、まずは除草や圃場の状況把握など身体的負担の大きい反復作業を担う。

将来的には、多品種の播種(はしゅ)や収穫などへの多機能化を進めるほか、蓄積した栽培データをもとに、圃場や作物の状況に応じた作業タイミングなどの栽培判断を支援する機能の拡充も見込む。