ユニバーサルロボット、米スケールAIと模倣学習システム「UR AI Trainer」発表

模倣学習システム「UR AI Trainer(ユーアール・エーアイ・トレーナー)」
模倣学習システム「UR AI Trainer(ユーアール・エーアイ・トレーナー)」

ユニバーサルロボットは3月19日、米AI(人工知能)インフラ開発のスケールAI(サンフランシスコ)と共同開発した模倣学習システム「UR AI Trainer(ユーアール・エーアイ・トレーナー)」を発表した。人の動作をロボットが模倣するトレーニングセルで、高品質な視覚・動作・力覚データを取得し、AIモデル学習を加速する。

「UR AI Trainer」は、作業者がロボットを直接操作しながら教示を行う「リーダー・フォロワー構成」を採用。作業者がリーダーロボットを操作すると、フォロワーロボットがその動きをリアルタイムで再現する。

この過程で、動作、力、画像などのマルチモーダルデータを同期して記録し、AI(人工知能)モデル「ビジョン・ランゲージ・アクション(VLA)」の学習に必要な構造化データを生成する。

システムは、UR独自のダイレクトトルク制御と力覚フィードバックを活用することで、高精度なロボット学習データを取得できる。実際の産業用ロボット環境で学習データを収集できるようにする。

これまでは研究用ロボットや視覚情報中心のデータ取得が多く、生産用途で求められる繊細な作業や接触を伴う動作の再現が課題だった。両社は、URロボットで収集した大規模な産業用データセットを年内に公開する予定。