テムザック（京都市）は9月27日、ロボット技術を活用した省力化農業「WORKROID農業」を実践する宮崎県延岡市内の圃場で、「WORKROID米」と呼ぶ米粉用米の初収穫を行ったと発表した。
「WORKROID農業」は、テムザックが行う農業経験のない人でも取り組める農業。2023年春から、宮崎県延岡市で。雑草抑制・遠隔監視ロボット「雷鳥1号」の開発・投入し、ドローンを使った播種作業、水管理システムの運用などを実施し、米粉用米の水稲直播栽培に取り組んでいる。
同社は、取り組みを通じて、米作りにかける労働時間を既存農業と比べ大幅に削減する一方、稲穂が実り、1反辺り400kg弱を収穫。「WORKROID農業」が標榜する「省力化」「土地に張り付かない農業」などを実現できる可能性を確認することができたという。
今後は収穫ロボットなども開発し順次投入するとともに、収穫したWORKROID米を製粉し米粉にする。粉用稲作から米粉の流通までを一気通貫で行うことができる省力化農業を確立し、全国に広め、6次産業化の仕組みづくりにも取り組む。
