スマートアグリ製品開発のハタケホットケ(長野・塩尻市)は10月25日、小規模農家向けの自動除草ロボット「ミズニゴール」を「ジャパン・モビリティショー2023」(10月26日~11月5日)に出展すると発表した。
「ミズニゴール」は、水田を走り回り、田んぼの水を濁らせることで、稲の栄養を奪う雑草の光合成をさえぎり除草作業を行う。
本体の構造をシンプル化したモジュール型ロボットで、4つに分割が可能。トラブル時にはパーツごとのメンテナンスや交換、輸送、組み立てが容易にできる。本体はプラスチック成形を採用することで高い耐水性を確保した。重量は約8kg。
ハタケホットケでは、ジャパン・モビリティショーで、開発中のGPS搭載モデルの展示も予定する。GPS搭載モデルは、一度設定を行えば圃場に置くだけで、1反(約991m2)あたり数分で除草ができるため、人力で水を濁らせるのと比較して約15倍の生産性向上が見込めるとしている。