AI(人工知能)活用の自動野菜収穫ロボットを手掛けるinaho(イナホ、神奈川・鎌倉市)は12月27日、エア・ウォーター農園(札幌市)が安曇野菜園(長野・安曇野市)にマルチ台車ロボット10台を導入したと発表した。
マルチ台車ロボットは、レール上を自動走行し、作業者の動きをサポートする大型圃場向けに最適化した自動化ソリューション。収穫モードと管理作業モードの切り替え機能などを備える。収穫作業から葉かき作業まで、年間を通じたさまざまな農作業に対応が可能で、定植時期の付帯作業や撤去作業の軽労化が図れるという。
イナホでは、収穫速度が従来比で最大2倍の向上、葉かき作業で最大50%程度の人員削減、作業の標準化と品質の安定、個人差のある作業スピードの一定水準以上の平準化、高所作業での安全性向上といった導入効果を見込んでいる。